年末年始、宗教のことが気になって、本を3冊読んだ。
かなり面白かった。
自分は無宗教に近いとおもっていたけど、それは神道が下地にあるからだってことがわかった。
日本人てのはやっぱり、無自覚に多神教の神道的考え方が染み込んでるんだなぁ…。神様はいっぱいいてOKだから、仏様も、キリスト様もOKになっちゃうんだなぁ…。
ユダヤ教からキリスト教が派生して、さらに後からイスラム教が派生したものだとは知らなかった。ユダヤ教とキリスト教とイスラム教は一神教だから、どの教えが正しいかってことで神様を取り合って争っちゃうわけだ…。
なるほどねぇ…。
あと、日本の神道は「秘して語らず」が基本で、ヤバそうなことには首突っ込まないでウヤムヤにしておく方がいいっていう性質があるから、日本人はディベートが下手だし、それでいいと思ってて、主張の強い人はどうも苦手だったりするんだな…。それが神道の性質だとは気づかなかった…。
自分のことって案外よくわかんないもんだ…。
第二次世界大戦後にアメリカが日本で政教分離を徹底させてから、日本人は学校で宗教教育を受けなくなったんだけど、それで無宗教になったんじゃなくて、無自覚になったんだ…。
なるほどねぇ…。
日本の神道に関しては、英米人にとっては知ったこっちゃないから研究しないし、日本人は黙秘体質だから研究しないし、神道の神様は多すぎて収集つかないし、で、神道の本って少ないし、まとまりにくいのね…。
でも、これからの世代、いろんな宗教の人と付き合うようになれば、自分の性質を自覚したり、世界の代表的な宗教の概要ぐらいは知ってて損はないよね。
あと…宗教とは分類されないけど、科学や医療を盲信してる人ってのも、宗教チックだとは思うなぁ…。科学も医療もまだ発展途上で、ウソも多いのにね。