「普遍文法」なんて、生まれつき文法構造を子どもが知ってるなんて、そんな奇妙な話…
でも、HALママには不思議な経験があるから、まあ、そういうこともあるかな?って思ってる。
それは、HALがまだ2歳の時、
動物が大好きだったHAL。
初めて動物園に行って、馬さんを見たり、うさぎさんを抱っこしたり、ペンギンさんを見てご満悦♪
ワニさんは、テレビや本でも見たことがあるし、ワニさんのおもちゃはお気に入り♪
「ワニさん~♪ワニさん~♪」
ご機嫌でワニさんのケージへ向かい、そこで昼寝をしているワニさんを遠目に見たとたん!
恐怖でガッチリ固まって、身動きできなくなったHAL。
ワニさんは好きなハズだったのに…
昼寝中でピクリとも動かない小型のワニを遠目で一目見ただけで、HALは恐怖で動けなくなったのだ…。
そして「かえる!」と泣きじゃくるHAL。
子どもは生まれつき知っている。
「ワニはヤバイ」と。
もともとHALママは不思議だったんだ。
なんで子供って、動物好きなんだろ?
なんで言葉を覚えるときに、真っ先に「ライオン」やら「キリン」やら覚えるんだろう?
たいして役に立ちそうな単語でもないのに…。
たぶん…、
身の回りにいる生き物を把握することは、サルが生きていく上で最も重要な事柄なのだ。
だから、子どもは動物好き。
安全な動物と、ヤバイ動物を見分けないと、命にかかわるからね。
生きてくために、最重要な事柄を、最初っから知ってるんだ、子どもは。
子どもってバカじゃない。
「ニホニウム」っていう新しい元素が発見されたとき、実は、存在するはずの元素のうち、まだ半分くらいしか確認されていないって話をテレビで見てびっくりした。科学なんて、まだ解明されてないことの方が多い。
子ども関係なんて、実験も簡単には出来ないし、解明されてないことだらけ。
実験もままならなくて、実際に子どもを育てたこともないようなエライ言語学者が言うことより、ママの勘の方が当たることも有り得ると思う。
「普遍文法」が存在したとしても、不思議はないと思う。
そうでないと、文法やらないのに言語が習得できちゃった人がたくさんいる理由がわからない…。母語なんて、たいていの場合、文法学習より先にしゃべれるようになるんだし。
言語学者にはもっと真剣に「普遍文法」について研究して欲しいなあ。
「普遍文法」がきちんと解明されれば、人間にAI流のディープラーニングを応用する手法も、もっと明解になるよねえ…。
↓ 日本経済新聞「ヘビを怖がるのは生まれつき? 京大、写真で実験」
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2301O_T21C10A1CR8000/
⇒ 普遍文法の話 https://spring.littlestar.jp/english/?p=4248