で、おうち英語と仏教の意外な共通点に気が付いた。

仏教の中でも、浄土宗系の宗派では、「なんまいだ~、なんまいだ~」とひたすら念仏をするのだけれど、

これは、阿弥陀仏が、若い頃、「私の名前を呼んで助けを求めるものは必ず!救う!」という誓いを立てたという話が根拠になっている。

法然という日本のお坊さんが、膨大なお経の中から見つけた秘策で、

「南無(全身でお祈りします)阿弥陀仏」と、唱えさえすれば、必ず、阿弥陀仏が救ってくれる!という話。

「なんまいだ~!」というのはつまり「アンパンマン助けて~!」と同じ効果をもたらす(笑)

で、法然に続く親鸞というお坊さん(浄土真宗の祖)の言行録が『歎異抄』。

で、どこがおうち英語と共通するか?というと…

念仏しまくれば、救われる、って話と、

インプットしまくれば、英語が話せるようになる、って話は、構造が似てるな~、と。

どちらも、自力ではない。

他力(念仏なら仏の力、英語なら普遍文法)に頼るしかないところが。

他力本願。

なむ~。

文部科学省がインプット頼みの学習法を導入できないのは、詰まるところ、普遍文法が科学的に証明できてないことによるのかな…

でもさあ…

子どもを実験台にするのはさすがに厳しいんだけど、

大学生とかを使って、インプット頼みの学習法のグループと、文法と暗記頼みの学習法のグループに分けて、大量のデータを取れば、

どっちが効率的かってエビデンスぐらいはすぐ取れそうだけどな。

ところで、念仏するだけで救われるって話は、なんともお手軽なので、日本中に浄土宗系の仏教が広まったわけだけど、

実際、それで心の平穏を得た人も多いわけだよね。

どんな悪人であろうとも、阿弥陀仏は見放しはしない。

結局、人は、無条件で愛されたいんだよね。