⇒ NHK「追跡 東大研究不正 ~ゆらぐ科学立国ニッポン~」
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171210
国から出る研究費が、研究成果によって割り振られるため、研究者はのんびり研究することができないで、常に競争にさらされて、つい、論文中の画像を補正しすぎたりする…っていう内容。
んんん~、
外国との競争を煽るあまりに、成果を求めすぎているんだよね…。アメリカの研究費は莫大だし、中国人やインド人は死ぬ気で勉強してるし、国際競争は熾烈だよ…。
だけどまぁ…
本質的に…
研究者の給料が安すぎるんじゃないかな?とも思った。
小中学生の子供のお尻をたたきまくって「研究者になりなさい」なんて言ってる親は、
大学教員のかなりの割合が非常勤でまわっていて、
非常勤講師の給料が、月2~3万で、
激烈な競争を勝ち抜いて30歳すぎてようやく常勤講師になっても月20万程度の給料だって常識を、知ってるんだろうか?
東大教授の給料も安すぎるんじゃないのかな?とも思って検索してみた。
⇒ 東大教授の平均年収1200万円!
http://president.jp/articles/-/18619
気が狂うほど勉強した挙句の給料の上限が、年収1200万。
じゃ、手取りは?
⇒ 年収の手取りは実際にはいくら?
http://heikinnenshu.jp/tokushu/tedori.html#chapter2
東大教授の手取りは822万円。
つまり、年収560万×2(手取り421万円×2)の、フツーの共働き夫婦に逆転されてしまうという現状。
⇒ 最新!「公務員年収ランキング」トップ500
http://toyokeizai.net/articles/-/169297?page=2
つまりね、年収700万稼げる【普通の(専門職ではない方が続けやすい)】共働き公務員の方が、いい生活してるって現実。東大も公的機関だから、普通の共働き事務職員の方がいい生活してるんだろうな。まあ、事務職員のほとんどは月額20万程度の非常勤だろうけど。
だから…
苦節40~50年で、東大で最高ランクの教授になっても、
都内でファミリー向けマンションのローン組んで、奥さんが専業主婦で、子供が私立に行ったりしたら、途端にギリギリの生活。その上、老親の面倒まで見なきゃいけなかったりしたら破綻しかねない。
ずっと慣れない研究資金繰りに苦しんで、濃ゆい人間関係にも悩んで、毎年無理やり世界最高レベルの成果を捻り出さなくてはならなくて、本当にやりたい研究ばかりしてられない。
「小さい頃からあんなに頑張ったのに…」
「オレは優秀なのに…」
って、不満を溜めていると、つい、不正に手を染めてしまうという…
だから…
やっぱり、学歴と収入と幸せとは関係なくて。
長年ビンボー暮らしでも、目覚ましい成果が出せなくて無能呼ばわりされても、淡々とやっていけるほど【好きでないと勝てない】っていう原則。
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ちなみに、開業医の平均年収は2500万円らしい。
⇒ 開業医、年収1億円と借金地獄の分かれ道
http://toyokeizai.net/articles/-/13107