HALの通った私立小学校では、小1から毎日2時間、英語に触れる時間がある。英語の授業のほか、体育とか音楽とか図工とかも外国人教師のイマージョン。朝とかお昼の休み時間には、単調な英文フレーズのかけながしもあったらしい。
毎日2時間×6年間で、2400時間になる。
じゃ、みんな小学校のうちにバイリンガルになっちゃうか?っていうと、ならない。
3級がせいぜい。
発音はいいけど、自分の言いたいことを言うレベルにはならない。
公文もやった子は準2級まで。準2級でも外国人とペラペラというレベルにはならない。
中学に進学すると、中学受験で入ってきてABCから始めた子に、みるみる抜かれて、高校頃には「小学校からの子は発音だけだよね」とバカにされる。
高校卒業時、2級もままならない。大学受験で優位になるほどのレベルじゃない。
2000時間で日常会話バイリンガルていうのは、たぶん、本人が「楽しい」と感じる教材を使い続けて、自分の言いたいことを言えるようにちゃんと練習した場合。
本人が面白くもおかしくもなくて、何の興味も持てないものをかけながしたり、文法ドリルをやらせても、効果は期待できない。
あと、しゃべる練習しないのに、しゃべれるようになるワケない。
決まりきった文句をオウムみたいに繰り返してても、オウムになれるだけ。
自分の言いたいことを言う練習をしないと、自分の言いたいことを言えるようにはならない。
目標を見誤ってはいけない。
2000時間達成するのが目標なんではなくて、話せるようになるとか、読めるようになるとか、目標をはっきりさせないでダラダラやったって、バイリンガルにならないよ。
でも、英語で好きなアニメを見まくったり、ゲームをしまくったり、漫画を読みまくったり、オンライン英会話で外国人相手に自分の持ってるオモチャとかのお宝自慢なんかをしていると…2000時間でバイリンガルになります、マジで。