結論は、NO、だと思う。
まず、英語が話せるっていうのは、HALの様子からして
聴く話すを中心にトレーニングして準2級~2級以上の力がある場合だと思われる。
読み書きで準2級~2級の力があっても話せないのは、大人が実感してるとおり(笑)
同じ2級でも話せる2級と、あんまり話せない2級があるけれど、
2級があって完全に話せないってことはないだろうから、
とりあえず、2級取得が、英語が話せるかどうかの一応の目安にはなるかな?
毎日学校で1時間英語の授業があれば、6年間で約1200時間、毎日2時間なら、6年間で約2400時間になる。
適切な指導をしていれば、毎日1時間で英検3級、毎日2時間で英検2級に到達する計算だけど…。
残念ながら、小学生に英検2級を取得させるノウハウはまだ確立されていない。
(一部の塾ではノウハウが確立されつつあるけど、文部科学省的には、まだ。)
だから、そんな実験的な指導ができる私立小学校が、まだほとんどない。
本当は小学生に文法指導は最低限でいいんだけど、先生が文法呪縛から逃れられない。
低学年は英語で遊ばせておけばいいとして、文法を理解させるには高学年でないと無理。
せいぜい、高学年で文法中心の中学英語の3年前倒しと多読もどきをやるのが関の山。
そうすると、まあ、なんとか6年生で中学卒業程度(英検3級)にはなるけど、
ペラペラと英語を話す(2級弱)には程遠いし、3級も覚束ない子もかなり出てくる。
HALの学校も普通の中学校のように『英語、嫌~い!』になっちゃった子が多いようだ。
でも、家庭で適切な指導をプラスしてやれば、インプット時間に応じて2級も射程範囲。
私立であっても、学校おまかせなら、英検3級。
公立であっても、毎日1時間家でやれば英検3級~準2級。毎日1時間半で2級。
公立なら通学時間が短い場合が多いから、その分家でもやり易いはず。
朝30分アニメを見て、夕方オンライン英会話30分+DS30分、とかね。
学校は夏休みや冬休みがあるから、1日1時間なら年間約200時間だけど、
おうちなら、1日1時間やれば年間300時間にはなる。
私立でも公立でも、結局は、おうちでどれだけやるかに、かかっている。
小学校入学前からやってるなら、正直、私立に行く必要なんてないかもしれない。
じゃあ、私立の利点て何?
1、とりあえずインプット時間数は稼げる。
2、学校の友達と切磋琢磨したり先生に煽られてモチベーションが維持しやすい。
3、ネイティブ講師に直接習う機会が増える。
4、学校が英検の準会場になっている場合がある。
…くらいかなあ…?
あと…私立は、入学前からペラペラのプリスクール出身者とか、帰国子女が転校してきて英検受験して、学校の実績として宣伝しちゃう、っていう裏ワザもよくある(笑)地域にもよるだろうけど、公立よりプリ出身や帰国子女率は高くて、学年に何人かはいたりする。でも、わざわざ子供同士で英語でしゃべる機会はなかったりする(笑)
学校の指導力の本当のところは、英検取得級の最多人数ゾーン。飛びぬけて出来る子は、プリ出身か帰国子女か、おうち英語。知らないで学校の宣伝を鵜呑みにして入学するとガッカリ(笑)
うちは、たまたま入った私立小学校が英検に熱心だったんで、なりゆきで英検に励むことになったけど…、5年通って出た結論は、
「私立小学校に行くだけで英語が話せるようにはならない。」
⇒ 私立中学校に行くと英語が話せるようになるのか?
⇒ 私立小に6年通った結果
⇒ 私立小のいいところ
⇒ 2000時間やってもバイリンガルにならないよ
⇒ 私立小中に9年通った結果(4000時間やってもバイリンガルにならないよ)
⇒ 高校で留学、する?(勉強型だと、4000時間やっても、英検は2級)
⇒ 私立小中高に12年通った結果