まず、英語が話せるっていうのは、HALの様子からして
聴く話すを中心にトレーニングして準2級~2級以上の力がある場合だと思われる。
読み書きで準2級~2級の力があっても話せないのは、皆さん実感してるとおり(笑)
同じ2級でも話せる2級と、あんまり話せない2級があるけれど、
2級があって全く話せないってことはないだろうから、
とりあえず、2級取得が、英語が話せるかどうかの一応の目安にはなるかな?

私立秀明学園の理事長、川島幸希氏は、娘の小学校1年生のサエちゃんに英語を教えはじめ、小学校5年生で2級を取得させるのに成功。その過程を記録した本を出版している。
『英語だいすき これで成功した!小学生の英語勉強術』2000年
ちなみに川島氏は、慶應義塾高校卒、東京大学卒の英語の先生。

で、この先生が率いる秀明中学校は2級を目標に掲げてるけど、実績は…
1学年160名中(?)、中3で 2級:13名(2008年)、準1級:6~10名程度?
http://www.asahi.com/edu/student/netty/TKY200910190317.html
目標ってのは、あくまで、目標…、13%ほどしか達成できてない。
13%なら、学校の指導力っていうよりは家庭力…だろうなあ。
帰国やプリやおうち英語もいるだろうしね…。

自分の子供なら、好きなよ~に指導すればいいし、
小学生なら6年かけられるけど、
中学校で、一斉に、全員に、っていう指導は難しいんだよね…。
3年で仕上げなきゃいけないし…。
実際、川島幸希氏は、家庭力の重要さを強調して、本を2冊も書いている。
『スーパーエリートを育てる小学生からの勉強法』2001年
『この家庭学習法が小学生の学力を伸ばす 親がしなければならないこと、してはいけないこと』2004年
あれ?そういえば秀明って全寮制だっけ?
なおさら、小学校のうちに3級取っておいて欲しいんだろうな…。

まだ中学行ってないからよくはわかんないけど…
多分…どこの中学でも一緒だろうなあ。
超難関中学とかは、地頭が違う子と強力家庭力(塾含む)が組み合わさって驚異の実績を作るんであって、
普通の子が学校おまかせで実力がつくわけじゃないよなあ…。

小学生でも中学生でも高校生でも
3級取得に3年かかったら、2級取得に3年かかる。
3級取得に6年かかったら、2級取得に6年かかっちゃうんだなあ…。
私立小学校でやっとやっと3級取っても、2級の道のりは長いんだよねえ…。

家でやるしかないんだ、小学校でも中学校でも、公立でも私立でも。

根本から覆すようなこと言えば、
別に大人になってから自分の意思でやればいいんだけどね。
なかなか大人になって必要になってからじゃ、
1000時間単位の時間作るのは難しいんだよね。

⇒ 私立小学校に行くと英語が話せるようになるのか?