いやもう、終わった話なんですけどね。
もう怪我は治ってます。
しかしもう、大変だったよ…
受験真っ盛りの1月23日、突然スマホに救急隊員から電話がきて、
「お嬢さんがガラス窓に突っ込んで怪我をしています。今すぐ現場に来られますか?」
オレオレ詐欺かと思ったよ…
現場に飛んで行くと、HALが怪我して泣いてる…
そのまま救急車で大きな病院に一緒に行って、処置してもらって…
病院では丁寧に縫ってもらえてほっとしたんだけど…
怪我には絆創膏の大きいヤツを自分で買って貼れって言われた。
え?どれがいいんだろう?
ビクビクしながらマツキヨで買った絆創膏を毎日取り換えるんだけど、縫い目から血が溢れて、寝てる間に固まって…
固まった血をはがしていいものかどうか…?
病院に電話したら来いと言うので行ってみたら、縫ってくれたお医者さんとは別のきれいな若い女医さんが…
とっても乱暴にアルコール消毒をペチペチやりながら「壊死するって聞いてますよね!」と言い放った。HALは突然消毒されて顔をゆがめている。
え…?
壊死…?
そんなの聞いてないけど…、反論を許さないムード。
傷はかなり目立つところにあるのに…
もう、親子で真っ青になって…
帰宅してから、ものすごい勢いでネット検索した。
そしたら、田舎の病院の医師に従ってたら娘の顔とかに傷跡が残って後悔してるママ達の嘆きがいっぱい出てきた…
マジか…
大慌てで本も何冊か買って読んで、仕事も休んで、東京の個人でやってる専門病院に行ったら…
お医者さんがキョトンとしてちゃんと縫ってあるのに何で来たの?という雰囲気。
HALママ「え?あの…、壊死するって聞いたんですが…」
お医者さん「あああ~、医者はすぐ壊死するとか死ぬとか言うんだよ。訴えられないようにね。」
HALママ「えっ!絆創膏も自分で買えって言われて、マツキヨで買ったんですが…」
お医者さん「あああ~、保険で出せないからそうなっちゃうの。ハイドロコロイド出しときますね。」
ベテラン看護師さん(中年女性)がお医者さんの指示がなくても完っ璧に手当をして、丁寧にやり方を教えてくれた。
HALママは知らなかったんだけど、最近は、湿潤療法とか言って、アルコール消毒は最小限にして、特殊シートで保湿をして体に備わってる再生能力で傷を治すのが流行っているらしいのだけど、湿潤療法を採用しないお医者さんも結構いて、特殊シートを案内してもらえないケースが多いのだとか。
基本的に大きな病院では、保険適用の範囲でしか治療をしなくて、まあまあ傷は治るんだけど「できるだけ綺麗に治す」という視点が欠けがち。
教えてもらった特殊シートのハイドロコロイドと、ピタシートを駆使して、どうにか綺麗に傷を治すことができた…
ハイドロコロイド
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HALパパ「綺麗に治ったよね。HALママ、本まで読んでよく調べたよね。」
HALママ「何のための読解力。」
そう、読解力っていうのは、よい学校に入るためにあるのではないんだよ。子供を育てるために、仲間を守るために備わっているんだよ。
結局、高圧的な女医さんと、プロ意識の高い看護師さんとの出会いは、受験真っ盛りのHALにとって人生の指針になった。学力や学歴が人生の満足感や幸福につながるわけではないってことを、実感する体験になった。
大学の偏差値よりも、自分がどう生きて行きたいのかが重要だってことが実感できたようだった。
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連日投稿が続いているのは…、お盆なのに溜まっている仕事からの逃避行動です(笑)