田舎で塾もろくにないんだけど、なぜか、私立小学校は近くにあった(笑)

しかも、田舎の公立小学校の校区は広大で、駅とは反対の方角にあり、子どもの足ではたぶん…30分以上かかる。

そして、私立小学校は駅前にあった…。

もし、公立小学校に行くことになったら、HALママは、仕事を辞めるしかなかった。

だけど…この不安定なご時世、せっかく増やしたパートを辞めるのは惜しかった…。

私立小学校なら駅前だから、子どもを送り迎えしつつ通勤できるかもしれない…。

とりあえず、HALを私立小学校と公立小学校の両方に連れて行き、どっちに行きたいか尋ねた。

HALは、私立に行きたい!っと断言した。

それで、私立にパート代を注ぎ込むつもりで、受験を決心し、

小学校受験の塾に行くことになったんだけど…

HALはまったく集団授業に向いてなかった。

少し個性的だったし、マイペースすぎたし、早生まれだったし…。

バカ高い月謝を払っても、出来ないことばかり授業で教えられ、ず~~~~っと出来ないばっかりの日々が続き、

「私立に行きたいなら、がんばりなさいっ!」とHALママにハッパをかけられ、

くやしくてHALの目に涙がにじむと、

「泣いたり怒ったりしないのっ!」と檄が飛び…。

塾の先生も手を焼いている様子だった…。

こんなんじゃ、全然ダメだ…。

そう思って、個別で指導をしてくれる塾を探して、都内まで行ってみた。

その塾は褒めて育てる方針。

「わ~~~~!!!すっごいね~~~~♪」

初めてで緊張してるHALを、先生は大きな声で褒めて、大っきな花丸をくれた。

顔を真っ赤にして、嬉しさをシミジミ噛みしめているHAL…。

そ…そうか…、これが、褒めて育てるってことかっっっ!!!

HALママは目から鱗が落ちた。

こんな嬉しそうなHALを見たことがなかった。

それで、その塾に通い始めたんだけど、

ま、さして優秀なワケでもなかったから、すぐに褒め殺しマジックは消えて(笑)

やっぱり家で特訓しないことには話にならない状況にはなった。

でもこの経験が、小学校に補欠(笑)で受かったあとのおうち英語に生きたと思う。

塾に行かせたってダメだってことを思い知ったからこそ、今があると思う。

集団授業の塾の先生はHALが合格したことを聞いて、驚いていたらしい(笑)

「私立小」だからって、反射的に「デキが違うんだろう」とか「金持ちなんだろう」とかいう人、よくいるけど…、

ま、そういうことにしといてくれると嬉しいかな♪ぐらいな現実。