HALが読んでる本をながめていて、

英米の児童文学って、巨悪を倒す話が多いなって思う…。

日本の児童文学は、理不尽に耐える話が多い…。

東西ヨーロッパの児童文学には、避けようもなくどす黒くて暴力的なものの存在を感じる。

こういうのって、やっぱり、国民性が表れてると思う…。

日本て国は、頭を低くして自然災害をやりすごせば、四季折々の豊かな実りが約束されている。

英米には約束された豊かな土地はなくて、自分たちを正当化しながら、他国を乗っ取って大きくなってきた。

東西ヨーロッパは、常に近隣諸国からの侵略に怯えながら疑心暗鬼で暮らしてきた。

ビートたけし監督がフランスで評価が高いのも、その辺がポイントかも…。

よく勘違いしてる人がいるけど、日本の神様(神道、神社)は、人を救うことは約束していない。

ただ、人智を超える巨大なパワーをもつもの、という存在だ。

だから、祟ることもあるし、怒らせないように供え物をしたりする必要がある。

お供え物をして、怒らせないようにすれば、実りをもたらしてくれる。

人々は神様を畏れながら、一致団結して農作業にあたらなくてはいけない。

インド発祥の仏陀とか、キリスト教系の神は、人を救う存在だ。

ただし、死後の世界で。

この辛い世の中をやりすごして、死後に幸せになろうという思想。

インドとか、イスラエルとか、どうしようもなく荒れた土地だったんだろうなあ…。

土地の実りは限られていて、すべての人々には行き渡らない。

とどのつまりは、緯度の問題か?

ギリシャ神話と日本の神話が似てるのも、緯度が近いからかもなあ…。

基本的に、そ~ゆ~気候文化になじんだDNAが選択されてきた結果が、それぞれの国民性なんだろうなあ…。