ニュースをぼんやりみていたら、新幹線でトラブルがあって、故障車をけん引するところをやっていた。巨大な新幹線を、慎重~に動かして、ガシャン!と。なんて繊細な作業なんだ…。新幹線なんて、めったに故障しないし、あんな猛スピードで走るもんが、5~10分刻みで運行している。新幹線を作る技術もだけど、あれを正確に運用する几帳面さに脱帽だ。日本人にしか出来やしない。本当に日本人て几帳面だ。

⇒ 山陽新幹線エース運転士が明かす「自動運転にはできない人間のテクニック」

知人のお子さんで、今年、公立中学から、すんごい高偏差値の県立高校へ、塾なしで行った子がいるのだけど、この子が、もう、とにかく几帳面。小さい頃から。

小さい頃は、周囲の期待に応えすぎて気持ちが不安定になって、親をハラハラさせることが多かった。親は押し付けタイプではなく、むしろ、子どもの心をほぐそうと努力をしていた。

中学の部活は真っ暗な早朝から真っ暗な夜になるまでの長時間練習、休日は全潰しで、ものすごいブラックな上に、たいして良い競技成績も残せず、本人はその競技が好きな様子もなかったらしいけど、淡々とこなしていたらしい。

ずっと塾なしで、公文や算盤や英語、先取り勉強も一切なし。学校の勉強を毎日キッチリとこなし、中3からは高校入試の過去問問題集に毎日キッチリと取り組むことで、最高偏差値の高校へ進学したらしい。高校進学した後、中学時代に一番楽しかったのは、受験勉強、と言っているらしい…。趣味はたいして、ないらしい。

几帳面て、本当に日本人の美徳だと思うな。こういう子が、日本を支えていると思う。

そりゃ、几帳面や真面目だけで乗り越えられない問題も多いけど、やっぱり、几帳面は美徳だ。

本当は、チャート式程度までの数学と、アメリカの小学生並みの英語力があれば、たいていの大学受験には対応できる。本当は、塾は要らない。コツコツ勉強できさえすれば、自習で到達できる範囲なのだ。

あの羽生善治氏も『決断力』って本の中で言っている。

「以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。―中略―
 やっても、やっても結果が出ないからと諦めてしまうと、そこからの進歩は絶対にない。周りのトップ棋士たちを見ても、目に見えて進歩はしていないが、少しでも前に進む意欲を持ち続けている人は、たとえ人より時間がかかっても、いい結果を残しているのである。」

そして…、

HALは…(泣)

几帳面になれったってね、性格は変えられるもんじゃなし…。

HALは、興味のあること以外は、まったく眼中に入らない性格。

嫌なことをやらせようとすると、全身から【嫌オーラ】が出まくる(笑)

すべての教科をまんべんなく、なんて、無理。

パソコンやら、イラストやら、音楽編集やら、やりたいことは山ほどある。

時間なんていくらあっても足りない。

それなら、それで…

受験のための勉強は絞っていくしかない。

数学。教科書とチャート式。これだけは、絶対。

もしHALが文系志望だったら、大学受験はラクだったと思う。英語さえ出来れば入れる私立大学は多い。HALママも大学受験は国語と英語だけだった。

でもね、HALは理系志望だから。数学は絶対。