ニュースを見てたら、普通に「せざるを得ない」って言ってて、あぁ、それ、よく考えたら漢文だよなぁ…って思って。日本語って面白いよなぁ。

HALは嫌いな古文漢文、HALママは面白いから好き。

ふと、「虎の威を借る狐」ってどんな話だったっけ?と思ってググったら、

勉強を教え合う面白そうなサイトで書き下し文を見つけた。

「戦国策『借虎威(虎の威を借る)』 書き下し文と現代語訳(文法の解説)」(マナペディア)https://manapedia.jp/text/1805

狐「天帝我をして百獣に長たらしむ。」

いいねぇ、狐。

なんだかんだ言って、太いヤツがいなければ、物事は前に進まないね。

「虎獣の己を畏れて走るを知らざるなり。」

そうそう、そういう虎って、意外に多いよね(笑)

そういう弱気な虎を集めて、旗を振る狐がいないとね(笑)

狐を、善とするか悪とするかは書かれてないのが、面白い。

『戦国策』って、いつの話?って思ったら、著者は前漢の劉向(紀元前77年~紀元前6年)って!「戦国時代」の語源だそうな…。

2000年も前から、人間なんて、変わりはしないね。

古文漢文は無駄っていう人いるけどね、いやいや、実際、中国の田舎じゃ、現代だって、数千年前と変わらない暮らしをしてる人たちもいるんだし。何千年前のことだろうと、人間なんて、本質的には進化してないからね。やっぱり参考になるよ。

日本は古い漢字を使っていて、しかも、読み下しテクニックを持ってるんで、実は本国中国に負けない中国古典の研究力を持っているらしい。

コロナで思ったけど、貧富の格差が出来て、日照りやら洪水やら地震やら噴火やらが起こって、飢饉や疫病が起こって、暴動が起こって…。繰り返してるだけの人類の歴史を遡って学びなおすって、津波の教訓を忘れないのと同じように大事なことだと思う。

何のことだか、リベラル、リベラル言ったって、中身は『貞観政要』(709年)と変わんないような気もするし。侮れないよ、古文漢文は。