中学の保護者面談で、HALが完全に自学であることを話したら、先生、びっくり。

面談した先生は数学の先生。

HALママ「数学は、参考書で基本問題を自学しただけなので、中学の範囲はサラーっとすべて終わってますが、難しいことはわからないし、大きな穴が開いてるところもあると思うので、授業をよく聞いてわからない問題を残さないように言ってあります。」

先生「ああ、それで…、良く出来る子なのに、こんなところでつまづいてるの?とびっくりすることがあります。1学期の中間テストはあまりよくなかったようですが…、2学期では持ち直しましたね。」

HALママ「1学期の中間テストは、授業で習っていないところが出たとHALは言っていました。試験範囲は指定されてるんだから、授業で習っていないところも、答えをちゃんと読んでおくように言ったら、2学期のテストで持ち直しました。」

先生「え?あ!全く授業でやってなかったわけではなくて(アセアセ…)ここまで説明すれば応用は出来るかな?というところまでは教えました。」

HALママ「コツコツやってるだけで、才能があるわけではないと思うので、基本だけ聞いて応用が出来るタイプではありません。」

先生「まあ、要領の良い子はいますからね…、基本を聞けば応用できる方がいいと思います…」

そりゃ、要領の良い子がいいに決まってるだろうさ…。

で、どうしろと?「要領良くしなさい」って言ったら要領良くなるとでも?

本当に、私立って、高い学費を払ったって、いったい何をしてくれるっていうんだろう?

最初から入学テストでふるいにかけて、要領が良くて賢い子を入学させて、テキトーに教えていれば、進学率は良くなるに決まっている。

そういう塾はたくさんある。

でもそれが教育だっていうのか?

HALによると、出来ない子は、徹底的に小馬鹿にされるらしい。

くやしがらせて這い上がらせる戦法らしいんだけど…昭和かっ!!!ラストコップかっ!!!

塾ならさっさと辞めさせるところだけど、学校だとね…。

英語にしても、数学にしても、学校で習った通りにやって狙い通り以上に習得できるのは、上位半数だけ。

下位半数は、学校で習った通りにやっても、狙い通りに習得できない。

でもさ、狙い通りに習得できなくても、教え方を工夫すれば習得できるんじゃないの?

先生は、叩いてバカにするだけなの?

わかりやすいように教えるっていう選択肢はないの?

子どもを守ってやれるのは、ほんと、親しかいない…。

先取りしておいてよかった…、中学であやうく潰されるところだったよ…。

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特に数学の話…

義務教育では、すべての子供が理解できるレベルに教科書が調整されている。

だから、一通り教えて、理解できない子が多いなら、教師側の問題。

教師がダメだとしても、丁寧に教えれば、知的障害レベル以外のすべての子は理解が出来るはずなのだ。

わからないなら、個別でやれば、出来るはず。

高校は義務教育ではないから、すべての子供が理解できるレベルではない。

わからない子が続出しても仕方ない。

さらに「なんでわかんないのかわかんない」ダメ教師の場合は、お手上げだ…。

でも、ひとつ、ひとつ、根気よく積み上げていけば、基本問題なら理解できるはずなのだ。

ただし、高校は3年間しかない。

受験までの実質2年半で高校数学をすべて理解することは…残念ながら、時間的に厳しいのだ。

HALが先取り自学してる参考書を見ても、単純に中学は3冊だが、高校は6冊になる。

だから…才能のある子以外は、先取りした方が安全だ、という数学の話。

才能があったり、要領の良い子なら…、普通に頑張ればいいんじゃないの、という話。

ただし、先取りするときに、わからないからって、「バカだ」と決めつけては本末転倒。

特に、小学校低学年には抽象思考は出来なくて当たり前だから、高学年の問題ができないなら、脳の成長をじっくり待たなきゃいけない。

子供が「ボクはバカなんだ…」と余計な暗示にかかることだけは避けなければいけない。