難関国立大に受かるためには、勉強が出来るだけじゃダメだと思う。

やっぱり、戦略が必要だ。

脳科学者の中野信子さんは、『努力不要論』っていう本の中で、こう言っている。

「報われる努力の方法とはどんなものなのでしょうか?答えはとてもシンプルです。目的(目標)と、それを達成するための戦略を立てる。そして、タスクを一つひとつ処理していくだけです。」

じゃ、その戦略を誰が立てるかって点で4タイプに分かれると思う。

タイプ1、戦略が必要ないほどの天才

タイプ2、本人か親が戦略家

タイプ3、学校に言われる通りにやった努力家

タイプ4、塾に言われる通りにやった努力家

HALママの知り合いで高学歴の人が、『小5の時から塾に行ってたので、子どもにどうやって勉強を教えたらいいのかわからない…』と言っていたのは、タイプ4。

HALママは、国語しかできなかったタイプだから、どれにも当てはまらない(笑)

さて…。

HALは…、学校も塾もアテに出来ず、天才でもない…。とすると…本人か親がしっかり戦略を練るしかないと思うんだ。

でも…

HALは学習計画を立てるのがすんごいヘタだ。これはマズイと思う。

戦略を立てるには、まず、全体像を把握しなくてはいけない。

全体像を把握し、自分の能力を顧みて、目標を見定めて、計画を立てなくてはいけない。

ここで重要なのは「自分の能力」を把握するということ。

どうも、HALはここが弱い。

自分の能力を把握していない。

経験だとは思う。

中学受験もしてないから、真剣に勉強したことがないのだ。

真剣に勉強をしたことがないと、自分の能力がわからない。

夏休みの日数と宿題の量は数えられても、自分の能力を知らないと、計画は立てられない。

HALの小学校は、気が狂うほど夏休みの宿題が多くて、低学年の時に数えたら、なんと38項目あった!

当然、親がつきっきりでないと終わらないので、本人が計画を立てる練習も出来てないのだ。

(ああ…親が戦略立てる訓練を受けたの…か?)

よく、幼児期の子供の遊びを邪魔しちゃいけないっていうけれど…

あれは、自分の能力を把握させるための作業なのかもしれない。

熱中して遊ぶと、自分の能力の限界値を知る。

「ここまでは出来るけど、こっからは難しい。」

受験勉強に必要って言われる「熱中力」の正体はコレかもしれない。

直接的に勉強に熱中するとかいう以前に、自分の能力の限界を知るために、熱中する経験が必要なのだ。

子どもが夢中で遊んでるのを邪魔してはいけない。

自分の限界を攻め続けた時にだけ、新しい扉が開くのだ。

ほんと、最近、よく思うんだよね、人間て上手く出来てるなあ…って。

子どもって放っておけば、ちゃんと育つんだなあ…って。

ちゃんと必要なことはプログラミングされてるんだなあ…って。

⇒ 「努力不要論」って本読んだ


名著だと思うけどなあ…、悪いレビュー書いてる人は、本気で努力したくない人か、マジで努力好きな人なんじゃないかな。