人のことが気になって仕方ない人に「あんまり気にしなければいいんですよ。」って言うのは、
食欲がありすぎて、食べ過ぎちゃう人に、「あんまり食べたいと思わなければいいんですよ。」っていうクソバイスと一緒(笑)
「人それぞれだから、得意な分野で活躍すればいい」っていうアドバイスも、
「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない。」っていうマリー・アントワネットかって思う。
そういうことを上から目線で言える人は、既に上位に入っていて安全圏にいる人だ。
しょせん、人は、サル的本能に突き動かされて生きていて、
隣のサルより、1本でも上の枝に止まりたいと思っていて、油断してると最下位になって、餓え死ぬと思い込んでしまう。
実際、サルなら、下位のサルは餓え死ぬ。
人間だって、本能がなければ、生きて行かれないわけで、
本能は、重要な生命維持装置だ。
ちょっとでも強い子孫を残そうとするのは、生命体の宿命。
本能を完全に振り払うことなんて、お釈迦様にしか、出来はしない。
でも、それが、本能に囚われた状態だってことを自覚することは出来るはずだと思う。
で、本能っていうのは、サルの小さな群れ社会程度にしか対応してないから、
複雑でグローバルな現代社会では、本能に囚われすぎない方が上手くいくってことも、理解はできるんじゃないかなと思う。
隣のサルをうらやんだり、足を引っ張ったりするよりも、ただひたすら、高い枝を目指してジャンプの練習をした方が効果的だ。
でもまあ、結局、会社の部署内とかの小さな群れ社会では、本能全開の方が優位に立てたりするワケだけど(笑)
色即是空、空即是色!