HALが算数塾へ行くことになった。

で?HALママは高校からの数学はからっきしダメだったので、一体算数はどうしたらいいもんだか、ノウハウ本を2冊ほど読んでみた。

『中高一貫校に行かなくても東大に合格する本』

これさあ、正直言ってびっくりするほどつまらなかった。開成から東大に行った人が書いてるんだけど、開成は教育システムがしっかりしてないから、最終的に9割の生徒が鉄緑会かSEGに行くって書いてあった。自慢?ていうほど開成のエピソード満載で、結局のところ、開成は、「偏差値が足りなくたって、きっと僕でも東大行けるハズ!!」っていう絶対的自信を培うだけの場所だってことらしい。この本を読んで開成受けるのやめました、っていうレビューを見て笑ってしまった。

もう1冊、『小学校からの東大入試戦略』

この本はとても丁寧で参考になる。ええと、つまり、この本によると、

小学校のうちに、1年分の教科書レベルの問題を、完っっ璧にすること。

すると、次の学年の関連事項の学習がラクになるから、次の学年も完っっ璧にしやすい。

難問は必要ないけど、教科書レベルはスラスラ解けるようにドリルをやるといい。

それから、懇切丁寧に教えるのではなくて、子供が自力で学習して、わからないところだけ教えるようにしないと、身に付かない。

大学入試まで、教科書レベルでずっと完っっ璧にしていく。

東大入試は、広範囲な教科書レベルの知識の複雑な組み合わせで出来てるから、みっちり基礎をやって計算力も鍛えておけば、東大もOK。

ってことで?そんなかんじ?ほんとに?

ネットで面白い記事3つみつけた。

「算数が得意な子の脳は、どこが違うのか?」
http://president.jp/articles/-/8656?page=3
つまり、調子づいてカンタンな問題を解きまくると、脳の算数ルートが太くなって、応用が効きやすくなる、と?

「算数を得意にするためのヒント」
http://sansu.chu.jp/fr_sangaku2.html
褒めておだてて、算数好きになれば雪だるま式に算数脳が育成される、と?

「数学ができる人の頭の中  どんな問題も解ける10のアプローチ」
http://diamond.jp/articles/-/24441
高校までの基礎が徹底的にできてれば、その材料を使って以下の方法を試せば難問も解ける、と?
(1)次数を下げる
(2)周期性を見つける
(3)対称性を見つける
(4)逆を考える
(5)和よりも積を考える
(6)相対化する
(7)帰納的に思考実験する
(8)視覚化する
(9)同値変形を意識する
(10)ゴールからスタートをたどる

ええと、中学受験をしない小学4年生は、褒めておだてて、計算力と教科書レベルを完璧にすればいいってことよね?

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