やっと英検2級の結果が来た。また不合格Aだったけど、リスニングを80%得点したので、あとはもうちょっと実戦問題でヤマ勘を育てて、穴埋め60%、読解40%取れれば、2級、受かるかなあ…?

HALは文法をやってない。けど、かなりバイリンガルだ。日本語で読むのと同程度の洋書がもう読める。別に国語力も落ちたりしてない。日能研の外部向けテストで国語は平均点プラス25点だったので、結構イケテルと思う。でも算数が平均点マイナス23点…。

で、思うのだけど、実は、中学で始まる文法から習う受験英語は、数学脳で処理するんじゃないのかな。だから、驚異的な数学脳を持つ難関中学の子は中学3年間で2級に到達するんじゃないのかな。

HALがやってるような、音から入って、話して、読んで、書いて、最後の最後に文法で仕上げして習得するのが、言語としては正しくて、言語脳で習得してるんだと思う。最近「洋書多読」が流行ってるようだけど、多分、国語にあてはめて考えれば、それが一番言語として自然な学び方なんだと思う。オランダの公立小学校ではHALと同じように文法抜きで英語を勉強して、ほとんどの人が英語をマスターするらしい。
http://president.jp/articles/-/7796

数学脳は、年齢によって理解できるようになるレベルが違うことは明らかで、だから、数学脳が未発達な幼児や小学生が、文法を数学の公式みたいに理解して、文章に当てはめて理解することは不可能なんだ。でも、文法やらなくても英語は言語だから、日常会話レベルの2級くらいは習得できるってことなんだ。

それに最近、算数のこともいろいろ本を読んだり人に聞いたりしたんだけど、驚異的な数学脳を生まれつき持ってる子ってのはいるんだけど、そういう子は受験英語も出来る。でも、国語が極端に出来なかったりする。高校の同級生でそんな子、いたなあ。

でも、大学受験程度の数学は、生まれつきの才能がなくてもこなせるものらしい。大学受験程度なら、教科書をみっちりやれば大丈夫っていう例をいくつも読んだ。数学のできなかったHALママは体感はしてないから、まあ、信じるしかないんだけどさ。

むしろ危険なのは、早期教育や低学年のうちに公文や100マスをやりすぎて、単純計算しか出来なくなってしまうことだっ、て話もある。生まれつきの天才は、自然に幼児期から数で遊んだりするけど、凡才の子に同じことをやらせても天才並みに数学脳が開花するのはマレだし、むしろ、他の大切な脳力の成長を妨げることもあるらしい。

どうも、算数脳は12歳過ぎまで成長するし、その過程に個人差があるものらしい。算数脳が育ってないのに先取りさせても、理解は出来ない。兎と亀のように、小学校でイマイチの子でも、算数脳の成長をさまたげなければ、中学校で花開くこともあるらしい。

アメリカの小学校で、5年生まで算数を教えなくても、6年生から教え始めて、すぐに追いついたっていう事例もあるとか、ないとか。
http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-631.html

結局は、どの教科でも、本人のモチベーションを上げてやる以外に効果的な学習法なんてないんだろうなあ。

まあ、それでも、最低限の計算速度と、教科書レベルの穴が開かないようにしてやらなくちゃ、開く花も開きようがないみたい。ええと、いつか花開くと信じて、でも、この間、クラスで一番遅かったという割り算50問は、ちょっとしごいておかないとなあ。

…ああそっか、数学が出来る(数学脳が強い)と受験英語(数学脳)もできるようになるけど、英語ができる(言語脳が強い)からって数学もできるワケじゃないんだな。ああ、やっぱり算数は課題だなあ…