HALが小学校で、ある有名な英語教材の作者と面接をしたことがある。その教材は、学校で使用されている。

その先生は、目立って英語が話せるHALに質問をした。

先生「お母さんが英語を話すの?」

HAL「ううん。」

先生「じゃ、塾に行ったの?」

HAL「ううん。」

先生「じゃ、どうやって英語を勉強したの?」

HAL「パソコンで。」(オンライン英会話のこと)

先生「どんな教材を使ったの?」

HAL「教材は使ってないよ。」

先生「…。どうやって勉強したの?」

HAL「アメリカ人と、いろいろしゃべっただけ。」

先生「…???」

↑のようなやりとりを、英語でしたらしい。

先生は、その有名な教材では、ぺらぺらになるほど英語が出来るようにはならないことは、ちゃんと承知しているようだった。

でも、先生は、英語力は教材で伸ばすものだと信じて疑ってないようだった。

「教材を使わないで、どうやって英語力をつけるのか」ということにはあまり興味がないようだった。

教材を作る人は、「いい教材」にこだわっていて、教材以外のことにはあまり目を向けないんだな。

日本人の幼児が日本語を習得する過程を振り返ってみても、本当に大切なのは、教材のデキではないんだけど。

⇒ 英語はコミュニケーション