で、幼児の英数国の学習のポイントは?これまでいろいろ考えたことを合わせると…

まずは、母語で土台の「抽象的思考能力」をしっかり育てるために、母語で絵本を読んだり、「なぜそうなるんだろう?」と考えさせたり、ゲームとしてフラッシュカードや算数パズルを楽しんだりする。レゴやLaQで空間認知を鍛えるのもいい。ただし「子どもが楽しむ」ことが絶対に必須。ママは別に楽しまなくてもいいと思う(笑)別に楽しんでもいいと思うけど(笑)

人間の最も強い欲望は「認められたい欲望」。これは生存本能に関わっていて、幼児にとっては生死レベルの問題だ。親が「すごいね~!」と感心することが何よりの励ましになる。お友達と競うのもすごく効果がある。

何歳であっても、日本語で自分でスラスラ絵本を読めるようになったら「抽象的思考能力」の成長が一段落した合図。英語はここから始めても十分だし、ここからなら問題は出にくい。国語は引き続き、好きな本を好なだけ読ませればいい。

英語は、子ども自身が興味のある教材をネイティブスピードで聴かせるのが効果的。アニメ・ドラマとか、ネイティブとの会話とか、CD聴き読みとか。

子どもが興味を持たないものや難しすぎるものを強制的にスピード入力すると、聞き流して耳をふさぐ練習になってしまって、逆効果になる。

オンライン英会話でもリアル英会話教室でも出来るだけマンツーマンで、ネイティブと楽しく触れ合って、子ども自身が「英語を話さないと!」と思っていれば、普遍文法が発動するから、文法教育は不要。

必須なのはインプット時間2000時間。インプットはCDや動画でもOK。文字は漫画でもゲームでも本でも好きに読ませてスピードを上げていく。

算数は、低学年の間に算盤や公文や100ます計算でスピード計算力を身に着ける。計算以外は、面白がってやる子には好きなだけやらせればいいけど、そうでもない子は、教科書レベルでいいから一つ一つ理解をさせつつ進める。

国語も英語も速読できる状態が目標。数学はスラスラ計算できて、難しい問題にも挑戦できる状態が目標。上手くいけば、「抽象的思考能力」を国語でも英語でも数学でも伸ばせるようになる。

でも強制的なスピード入力で失敗すると、何を聞いても上滑りで馬耳東風、全教科上手くいかなくなってしまう (((゚Д゚))) 子どもは「ボクはバカなんだ…」と余計な暗示にかかる (((゚Д゚))) 「だから幼児教育なんてやめた方がいいって言ったでしょ?」と野次られる (((゚Д゚)))

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とまあ、専門家でもないのに暴論をぶってみた(笑)でも、こういうのって、研究者だからって人間の子供で実験することは出来ないんだから、結局、こういう親の経験と勘を重ねていくしかないと思うんだよね。