おうち英語の必須項目は2つ。スイッチとインプット。インプットは、スイッチを入れてはじめて、効果が出る。
★1、英語のスイッチを入れる(普遍文法を発動させる)
語りかけ or リアル英会話教室 or オンライン英会話
★2、インプット2000時間
音声 + 映像 + 本 + ゲーム
語りかけは「スイッチ」であって、「インプット」ではないと思う。
子供だってバカじゃないから、日本語が通じる相手に、英語で返事するなんて不自然なこと、しない方が当たり前(笑)
バイリンガルな親が英語で語りかけても上手くいかない例があるのは、子どもがそれを不自然だと思ってるからじゃないかな。
赤ちゃんからず~っと英語で語りかけてれば、それが自然になるのかもしれないけど。
幼児はまだしも、小学生以降から英語を始める場合は「今日から英語で会話するわよ!」なんて、考えられない。
小学生以降で始める場合は「英語しか通じない相手」に「伝えたいことがある」シチュエーションを作らないとダメだと思う。
HALが通った小学校では、毎日外国人がイマージョンの授業をやってもスイッチが入らない子が多かった。集団レッスンじゃダメなんだ。
HALは外国人にマンツーマンで遊んでもらってる時や、オンラインで外国人とフリートークしてる時にスイッチが入ったと思う。スイッチは、出来る限りマンツーマンで入れないとダメだと思う。
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HALは小学生のころ、東京の国立科学博物館によく行った。
2015年に展示が大幅にリニューアルして、HALが一番好きだったコーナーがなくなってしまった…。
そのコーナーは、森が再現されていて、小動物のはく製や、実物の木の実なんかがあって、照明で夜になったり昼になったりする。ボランティアのおじさんやおばさんが、ウロウロしていて子供にいろいろ教えてくれるコーナーだった。
リニューアル後、コンピューターを駆使したプロジェクター系の展示が増えたんだけど…、はっきり言って、なんだか印象に残らないし、一生懸命説明を読む気にもならない。
はく製がずら~~~っと並んでいるフロアと、恐竜の骨がこれでもかっってくらい並んでるフロアと、ネズミの赤ちゃんのはく製がずら~~~っと並んでるコーナー(笑)は鉄板で印象深い。
で、思うのだけど、
「スイッチ」と「インプット」の関係は、英語に限らず、人間の学習プログラムの基本仕様なんじゃないかと思う。
スイッチが入らないと、いくらインプットしてもムダ。
ボランティアのおじさんやおばさんが、ゆら~っと近寄ってきて、マンツーマンであれこれ教えてくれるから、スイッチが入って、展示が楽しめたんだと思う。
はく製や化石は、本物だから、スイッチが入るんだと思う。
プロジェクター系の見世物は、本物じゃないから、どんなに素晴らしくてもスイッチが入らないんだと思う。
スイッチが入らないのに、やたらとインプットが有効になちゃうと、余計なことまでインプットされすぎて脳の処理能力を超えちゃうから、スイッチで情報をフィルターにかけてるんじゃないかな。
だから、英語以外の教科でも、自分でやる気スイッチ入れられない子は、普通の塾じゃなくて、ビリギャルみたいに個別の方がいい。スイッチ入れるのが目的だから、怖い先生や、強制的な指導じゃダメ。面白くないと。
マンツーマンでスイッチ入れる。大事。