うちの場合は、オンライン英会話を「インプット」でも「アウトプット」でもなく、「スイッチ」だと思って利用している。

「スイッチ」っていうのは、

「うおおおおお!!!英語、やるぞ~!!!!」とか、「英語、だ~~~~いすき!!!!」とかじゃなくて、

例えて言うなら…

ぼ~~~っと、テレビを見ているときに、視界の端で黒いものが動いたっ!!!はっっっ!!!ゴキブリかっ!!!

っていうような…。

友達と夢中でしゃべってるときに、ふっと、つけっ放しのテレビから好きな俳優の名前が聞こえてきた♪

っていうような…。

本来、見えたり聞こえたりしてるはずなのに認識してない状態から、ふっと、認識状態へ移るような感じ。

普通はブレーキかけて、自動運転にしてエネルギーをセーブしてるんだけど、ふっとブレーキが外れて、情報が流れ込む感じ。

好きなことだったり、危機を感じたりするときに、ふっと入るスイッチ。

容器のフタが開く感じ。

フタを開けないと、容器に水は入れられない。

だから、オンライン英会話は、気の合う楽しい先生とフリートークを続けてきた。

英語の容器のフタを開ける「スイッチ」。

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最初にHALの英語スイッチを入れたのは、小学校の低学年の時にいた外国人の先生。

2人で路線バスを待つ間、レッスンじゃなくて、フットボールしたり、ゲームしたりして、ただ、遊んでくれただけ。

あの時、スイッチが入ったんだと思う。

だから他の子はスイッチが入らないままで、2000時間を超えるレッスンを受けても、英語が入らない子がほとんどだった。

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HALママの国語スイッチを入れたのは、HALママのママ。

たぶん、保育園の頃に毎日聞かされた俳句。

HALママのママは、当時、知らない土地に越してきたばかりなのに、地域問題に巻き込まれ、地域で仲間外れにされ、孤立育児の真っ最中で、育児ノイローゼすれすれで、キレやすい状態だった。

少しでも気を落ち着けるために(HALママを虐待しないために)公民館で俳句を習い始めた。

故郷から遠く離れた田舎町での孤立育児で、車も持たず、どこへ出かけられるでもなし、俳句の内容は、頭の中の故郷のことばかり。

毎日、俳句の感想を求められるHALママ。

俳句の内容はサッパリわからないけど、いつキレるかもしれない母親に、気の利いた返事をしないと…という焦燥感。

言葉の裏に込められた感情について、真剣に考える毎日。

そりゃ、語感も育つだろうさ…

ユダヤ人に優秀な人が多いって言われるのも、小さい頃から難解な聖書の解釈を、真剣な顔したママから問い詰められるからかもしれない。

うちも含めた、おうち英語っ子の国語が伸びるのも、真剣な顔したママが、日本語で、難解な英文法を理解しろと迫るからかもしれない。

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HALは最近、パソコンでたいていのことは出来るようになった。

自分の興味のあることなら、YouTubeで勝手に検索して、何でもやってしまう。

知らないパソコンソフトだって、YouTubeで検索すればいくらでも使い方を覚えられる。

なんてったって、小学校の時からマイパソコンを毎日何時間も操作しているので、カウントはしてないけど、2000時間なんてとっくに超えていると思う。

大好きなパソコン関係の「スイッチ」は入りまくり、インプットしまくり。

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ところが…夏休みの社会の宿題。

テーマは「地域の問題について調べてみよう」

我が家は縁もゆかりもないところへ引っ越してきたので、地域とのつながりは、ほぼ、ないのだ。

しょ~がないので、市役所のホームページを見るように言ってみる。

ぼんやりして、動けないHAL。

ポスティングされてた市議会の広報誌を見せて、この中から探したら?と提案しても…

ぼんやししたまま。

それでも、なんとか「じゃ、高齢者問題にする」という。

で、市役所のホームページに戻っても…、

情報を見つけられない…。

ああ、もう、何で、市役所のホームページで「高齢者」って検索できないんだよっ!!!

自分の好きなことなら、何でも出来るのにっ!!!

「スイッチ」っていうのは、好きなことや、危機感を感じないと、入らないのだ…。

そういう風に出来ている…。

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HALの数学スイッチ、入れてやれなかったなあ…。

スイッチ入ってなくても、『チャート式』をとにかくやれば、なんとかはなりそうだけど…。

たぶん、スイッチ入れないと行けない高みが、あるんだろうなあ…。

『受験の叡智』に書いてあった「難問」が解けるようになるには、「スイッチ」入れないとダメな気がする…。

数学には臨界期説がないようだから…、まだチャンスはあるのかなあ…?

「スイッチ」っていうのは、好きなことや、危機感を感じないと、入らない。

危機感を感じるほど追い込む訳にもいかないし、やっぱり「好き」方面でなんとかしたいもんだけど…。

たぶんね、年上の気の合うお姉ちゃんが、ちんたら楽しく気楽に数学の面倒を見てくれると、「スイッチ」入ると思うんだけどねえ…。

数学女子って人口少ないしな…、そう都合よく、いい先生はゲットできない。

これから毎日1時間やったとしても、大学受験まで300時間×4年で1200時間しかない。

毎日1時間は…死守しないとかもな…。

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まあ、全部、HALママのあてずっぽうではあるけれど。

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⇒ 語りかけは「スイッチ」であって、「インプット」ではないと思う

⇒ スイッチについてグダグダ考えてみた

⇒ 『愛に生きる 才能は生まれつきではない』って本読んだ。

⇒ 「スイッチ」と「大量のパターンインプット」

⇒ マジ!ヤバ!スイッチの入れ方