HALを私立小学校に入れて分かったことは、日本のお金持ちって、医者か経営者だってことだ。

庶民は、学力を上げて、いい大学に入り、いい会社に入れば、いい給料が貰えて裕福に暮らせると思うだろうけど、サラリーマンの給料なんてタカが知れている。税金や保険料でゴッソリ持って行かれるから、給料の額面が多少高くても手取りは案外低くて、想像するほどは裕福に暮らせない。特に日本企業は。私立小学校から2人だって3人だって通わせても余裕なのは、医者か、経営者だ。

例えば、サラリーマンの月収50万(年収600万)だとしても、手取りは40万、私立学校と塾で月あたり10万もかかれば、月収30万(年収360万)と一緒だ。

月収84万(年収1000万!)あったとしても、手取り68万。子供が2人、私立に行ったら、月収48万(年収576万)家計、子供3人私立なら月収38万(年収456万)家計だ。家や車のローンを払っていたら、さほどの余裕はない。

日本の教育は、たいていの場合、優秀なサラリーマンが育つようにできてる。先日、外国人観光客が、幼稚園の運動会のお遊戯をメチャメチャ珍しそうに見てたけど、外国じゃ、幼稚園児にマスゲームもどきのお遊戯なんてさせないらしい。日本の教育は、幼児期から、文句を言わず、一糸乱れず、最高のサービスを提供する優秀なサラリーマンを育てている。だから日本企業は世界的に尊敬されるんだよ。

でもさ、お金持ちになるには、東大出たって、サラリーマンじゃダメなんだよ。東大が世界のエリート学校入りしないのは、その辺りが問題なんじゃないのかね~?

格差社会が日本より激しいアメリカなんかでは、大学教育を受ける人は日本より割合が少ないらしいけれど、経営者としてのセンスを磨くことに力を入れていると思う。結局、資本主義では、経営者にならないと勝ち組にはなれないから。

日本でも、お金持ちは、慶応とか経済界に強い私立に子供を入れて、庶民教育とは違う経営者教育と人脈づくりに力を入れようとするんだなあ…。

日本人の一般庶民はほんと、呑気だ。それが日本の良さでもあるんだけどさ。ま、お金持ちになるだけが人生じゃないしさ。

HALの夢は動物園の飼育員。お金持ちにはなりそうもないな~。ど、動物園、け、経営する???ナイ、ナイ、ナイ。